入選作品設置場所

 
 

作品作家名・制作意図

①花と空と太陽と  はなとそらとたいようと

優秀賞

素材:コールテン鋼 寸法:W/90cm×D/15.2cm×H/200cm
 
小笠原 伸行-Ogasawara nobuyuki―
 
普段は何気なく通り過ぎる場所に、ぽっかりと穴のあいた四角い板が立っています。彫刻にあいた穴は周りの風景を取り込み、またさくら通りを通る人は、四季折々に変化する風景を、花のようでもあり、太陽のようでもある彫刻に開いた窓からの風景を楽しんでもらえればと思います。



 

②「たけくらべ」

優秀賞

素材:大理石 寸法:W/150cm×D/35cm×H/180cm
 
山本 恵海―Yamamoto megumi―
 
初めて国立に来たのは妊婦の友人と花見をした時だった。2回目に訪れたのは、母となった別の友人と大きな石を運んだ時だった。そして3回目は、さくら通りを下見に来た時だった。家族や学生、社会人など様々な人々の生活を色濃く感じた。この街には生命や暮らしを感じるあたたかい場所だと思う。国立で暮らす人々の成長と歩める“1つの芽”のような存在でありたい。



 

③「EARTH VIBRATION天使の梯子」あーすばいぶれーしょん てんしのはしご

大 賞

素材:大理石 寸法:W/120cm×D/35cm×H/195cm
 
近持 イオリ-Chikamochi iori―
 
ヒトは雄大な自然の中で生かされ生きているに過ぎず、時として利便性ばかりを求め、自然の摂理を忘れがちである。—天使の梯子—は天と地とを結びつける優しい光の梯子、様々なストーリーが重なり合い、光と影の調和をほどこし、その波状が人間と自然と宇宙の間において太古からのエネルギーを感じるカタチとなる。



 

④「象」ぞう

優秀賞

素材:ステンレス 寸法:W/65cm×D/40cm×H/52cm
 
加藤 淳―Kato jun―
 
子供の頃、家の近所にあった丸い形のモニュメントが今でも記憶に残っており、それを見て色々想像した事を覚えています。そこで私も、街に溶け込み親しみのある生き物の様な丸い形を作りたいと思いました。
学校の行き帰りや散歩の途中にでも、ふと横目に見て何かを想像するきっかけになればよいと思っています。
街の緑地に住むそれを私は象と名付ける事にしました。



 

⑤「地中からの贈りモノ」ちちゅうからのおくりもの
素材:万成石 寸法:W/60cm×D/40cm×H/60cm
 
藤島 祥枝―Fujisihima sachie―
 
昔々、地鳴りを聞いた。揺れた。震源エリアに居たから聞いた地鳴り、地中のエネルギーに感動した。それは、時々蘇る記憶。
 凸凹道を、草むらを、裸足で歩く。つま先で、踵でと歩くとき、地中の奥深くに在る地殻から、雅やかで騒がしいエネルギーが伝わってくるような「贈りモノ」に心が躍る。



 

⑥「DREAM HAS A PLACE」どりーむはずあぷれいす
素材:アルミ 寸法:W/73cm×D/40cm×H/120cm
 
小野田 勝謙―Onoda masanori―
 
四季折々の美しい自然に恵まれたこの街に融合する5匹のイルカ。明るい光を放つイルカ達が、人々の心に夢と希望を与え、時には疲れた心を癒してくれますように。この街でこの彫刻に出会った人々が、何だかわくわくして明るい気持ちになってくれたらと願い制作しました。



 

⑦「舞」まい
素材:コールテン鋼 寸法:W/150cm×D/40cm×H/200cm
 
森 佳三―Mori keizou―
 

世界はいつもバランスを求めている。バランスは繊細だが、それには立たせる力がある。その力のおかげで外界のみならず心の世界も、どれほど傷つこうが自らの個性を失うことなく立ち直れる。それからその力は、世界が自らの構造を絶えず変え、開かれた明るみへと向かうことを可能にする。そのような運動は、新たな空間に解放を求める舞の動きに現れる。その表現から生まれたのが、この《舞》である。



 

⑧「神像(道ゆく人に幸福を・・・)」しんぞう(みちゆくひとにしあわせを・・・)

準大賞

素材:ステンレス 寸法:W/78cm×D/40cm×H/189cm
 
武荒 信顕―Takeara nobuaki―
 
行き交う人に幸せを届ける「神様」が現れました! !人々を幸福にする為に現れたのです。輝く太陽の下で、そして、雨の日も風の日も、暗い夜でも月夜でも、街を見守り、あなたを幸福にする為に現れたのです。あなたに、楽しい気持ちを届けます。赤い色は愛情の色、皆の心に愛と元気を届けます。気軽に話しかけて下さい、話のお相手を致します。



 

⑨「太陽の雫」たいようのしずく
素材:御影石 寸法:W/120cm×D/40cm×H/180cm
 
朝野 浩行―Asano hiroyuki―
 
 輝く太陽の光が雫のようになって降り注ぐ表現を形にしました。彫刻に空いた穴に陽の光が差し込み通り抜けた光は、反対側のくぼみの部分に光の影を映します。その光の影は時間と共に形を変化させて彫刻のくぼみの中を動きます。穏やかな温もりを感じる光や、力強いエネルギーを感じる光など四季それぞれに違った光の形が現れて、見る人の心に生き生きとした光の雫があふれることを願って制作しました。



 

⑩「街の風景」まちのふうけい
素材:陶 寸法:W/85cm×D/36cm×H/50cm
 
濱田 卓二―Hamada takuji―
 
大都市の入り口に位置するも自然は守られ、行き交う人々の暮らしと賑わいが伝わる国立の風景を彫刻にしました。有機的な丸みと柔らかな曲線が自然と人を、幾何学的なラインが都市をイメージさせています。生命と密接な関係を築く「土」を素材にして、自然、人、都市が繋がる国立の風景を表現しました。


error: