一次選考会を終えて
選考委員の先生方から講評をいただきました。
選考委員長 建畠 晢
素材も多様で確かに設置場所は狭いが、その中でそれぞれにチャーミングな工夫がなされていて、毎日目にして楽しいような空間が出来上がるのではないかと期待しています。個性的で、しかも市民の多くの方に歓迎されるような作品群がこの道路を活気づけてくれるといいですね。
選考委員 酒井 康忠
Henry Mooreの有名な言葉に「彫刻をいかすには室内空間ではなくて、野外に設置するのがいい」とあります。そういう意味で野外に設置するわけですが、今回は充分なスペースではなかったにもかかわらず、応募作家は創意工夫を強いられる条件の中で、大変いい作品が応募されたと思いました。
選考委員 池田 良二
応募作品には彫刻の持つ社会性を考慮したアイディアや有機的な曲線でメッセージを示すもの、永久性という点で石を素材にした作品が多かった。
国立の街の中に彫刻が置かれるところで人との対話が聞かれるようにも感じられた。