◆◆第一次選考会結果発表◆◆  

/ 7月 12, 2014/ お知らせ

7月10日(木)第一次選考会が行われ、建畠晢、福永治、池田良二の各氏による厳正な審査の結果、
119作品の中から、下記の15作品が選出されました。

第一次選考通過、おめでとうございます。
————————————————————–
004 「風の根」 阿部 守(アベ マモル)
————————————————————–
013 「ギフト(包装形)」 長沼 克己(ナガヌマ カツミ)
————————————————————–
014 「ラッキー・キャット・MANEKI」 SOM(ソム)
————————————————————–
023 「ZORO²」 岡村 光哲(オカムラ コウテツ)
————————————————————–
025 「重くて、脆くて、とても厄介なもの」 中島 真理子(ナカジマ マリコ)
————————————————————–
030 「時空ピラミッド」 北川 太郎(キタガワ タロウ)
————————————————————–
031 「月出」 金 景暋(キム キョンミン)
————————————————————–
046 「大地からの誕生-潜在する自然性-」 中村 ケイ(ナカムラ ケイ)
————————————————————–
065 「記憶のひきだし」 長野 真紀子(ナガノ マキコ)
————————————————————–
074 「vessel for the forest」 中林 丈治(ナカバヤシ タケハル)
————————————————————–
079 「進化景色(都市の森)」 土田 義昌(ツチダ ヨシマサ)
————————————————————–
086 「ボート」 越智 彩(オチ アヤ)
————————————————————–
095 「天壌“循環”」 齋藤 徹(サイトウ トオル)
————————————————————–
098 「円相」 福迫 大智(フクサコ ダイチ)
————————————————————–
116 「風の球体」 チーム美山(チームビザン)
————————————————————–
20140710-01

第一次選考を終えて…
審査終了後選考委員の先生方からコメントをいただきました。

■選考委員長 建畠 晢(あきら)(京都市立芸術大学学長・埼玉県立近代美術館館長)
20140710-02非常にレベルが高く、結果的には、男女もほぼ半々、年齢層も60代から20代まで多岐にわたる作品が選ばれました。野外設置なので、素材の点でも、構造的にも恒常的な展示に耐えるものという視点で選びましたが、ただ、よく駅前にある誰もが見慣れたような、いわゆるモニュメント彫刻ではなく、ユニークな個性の光っているものを選びたいという意識があり、それは他の選考委員もみな同じでしたので、バリエーションに富んだ大変面白い結果になったと思っています。まず、第一弾としては大変成功したコンペだと思います。


■選考委員 福永 治(広島市現代美術館館長・美術評論家)
20140710-03応募点数が多かったので、かなりレベルに差があるのではと思っていましたが、全体として水準の高いものだったと思います。

野外彫刻のコンペによく出されている方の作品もありましたが、今回は親しみのある、日常生活の中で人を和ませるような作品が選ばれたので、これらが実際に設置されると、とても良い空間ができるのではと期待しています。


■選考委員 池田 良二
(武蔵野美術大学教授・公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団理事)
20140710-04第一次選考会で選出した15作品は全部を最終制作されてもいいと思うほどのものです。作品を前に見る人によって、それぞれの物語を感じられるような芸術性・造形性を持った作品だと思います。公共の場に設置ということで、耐久性の点から素材的には石と金属が多かったように思います。また、設置候補の緑地との景観を考慮した、上手なプレゼンをしている方もおりました。マケット(模型作品)が楽しみです。