◆◆第一次選考会結果発表◆◆
7月10日(木)第一次選考会が行われ、建畠晢、福永治、池田良二の各氏による厳正な審査の結果、
119作品の中から、下記の15作品が選出されました。
第一次選考通過、おめでとうございます。
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004 「風の根」 阿部 守(アベ マモル)
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013 「ギフト(包装形)」 長沼 克己(ナガヌマ カツミ)
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014 「ラッキー・キャット・MANEKI」 SOM(ソム)
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023 「ZORO²」 岡村 光哲(オカムラ コウテツ)
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025 「重くて、脆くて、とても厄介なもの」 中島 真理子(ナカジマ マリコ)
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030 「時空ピラミッド」 北川 太郎(キタガワ タロウ)
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031 「月出」 金 景暋(キム キョンミン)
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046 「大地からの誕生-潜在する自然性-」 中村 ケイ(ナカムラ ケイ)
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065 「記憶のひきだし」 長野 真紀子(ナガノ マキコ)
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074 「vessel for the forest」 中林 丈治(ナカバヤシ タケハル)
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079 「進化景色(都市の森)」 土田 義昌(ツチダ ヨシマサ)
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086 「ボート」 越智 彩(オチ アヤ)
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095 「天壌“循環”」 齋藤 徹(サイトウ トオル)
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098 「円相」 福迫 大智(フクサコ ダイチ)
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116 「風の球体」 チーム美山(チームビザン)
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第一次選考を終えて…
審査終了後選考委員の先生方からコメントをいただきました。
■選考委員長 建畠 晢(あきら)(京都市立芸術大学学長・埼玉県立近代美術館館長)
非常にレベルが高く、結果的には、男女もほぼ半々、年齢層も60代から20代まで多岐にわたる作品が選ばれました。野外設置なので、素材の点でも、構造的にも恒常的な展示に耐えるものという視点で選びましたが、ただ、よく駅前にある誰もが見慣れたような、いわゆるモニュメント彫刻ではなく、ユニークな個性の光っているものを選びたいという意識があり、それは他の選考委員もみな同じでしたので、バリエーションに富んだ大変面白い結果になったと思っています。まず、第一弾としては大変成功したコンペだと思います。
■選考委員 福永 治(広島市現代美術館館長・美術評論家)
応募点数が多かったので、かなりレベルに差があるのではと思っていましたが、全体として水準の高いものだったと思います。
野外彫刻のコンペによく出されている方の作品もありましたが、今回は親しみのある、日常生活の中で人を和ませるような作品が選ばれたので、これらが実際に設置されると、とても良い空間ができるのではと期待しています。
■選考委員 池田 良二
(武蔵野美術大学教授・公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団理事)
第一次選考会で選出した15作品は全部を最終制作されてもいいと思うほどのものです。作品を前に見る人によって、それぞれの物語を感じられるような芸術性・造形性を持った作品だと思います。公共の場に設置ということで、耐久性の点から素材的には石と金属が多かったように思います。また、設置候補の緑地との景観を考慮した、上手なプレゼンをしている方もおりました。マケット(模型作品)が楽しみです。